寝違えやすい人は寝相が良い
寝違えを引き起こす傾向
寝違えを引き起こす人の傾向について解説して参ります。一般的に寝方が悪くて首筋を傷めますが、人によっては寝像が悪くても、まったく痛くならない人もいれば、そんなに寝かたが悪くなくても痛めてしまう人もいらっしゃいます。
寝違えた方を見てみると
- 首の筋肉が硬くなった人
- 首の動き可動域が悪い人
- 首肩甲骨を動かさない人
- 猫背・姿勢がよくない人
寝違える前からこれらの条件に当てはまる人は、寝違えを引き起こし重症になりやすいです。もちろん条件以外でも寝違えは突発的に起きるものなので、日頃からストレッチや体操を行いましょう。
柔軟性があれば寝違えた時でも、ご自分の治癒力で十分回復は見込めます。では寝違えになりやすい人の生活スタイルをお話ししたいと思います。
寝違えやすい人の生活習慣
当院へ来られた人の日常生活をお聞きすると、寝違えやすい人の生活スタイルがありようです。では寝違えた人の直接的な関連性の高い特徴をいくつかお話しして参ります。
お行儀良く寝る人
皆さんは普段寝ている時に無意識に寝返りを打つと思います。この無意識に寝返りする行為こそが首や腰などの筋肉を和らげております。寝相が悪いからお行儀よく寝ると、筋肉を和らげる行為が損なわれてしまいます。
もしお子さんの寝相が悪いと思っても出来るだけ直さずお布団だけ掛けてあげてください。お行儀が良いと首が緊張してしまい寝違えやすくなります。
仕事熱心・几帳面な人
デスクワークで一日10時間!なんてよくお聞きしますが、ビジネスマン・OLさんなど常に時間に追われ、首や肩が疲れたり眼精疲労などが出てきます。デスクワークは基本的に筋肉をほとんど動かしません。筋肉を動かさなければ血液が滞り、疲労や寝違えを引き起こしやすくなります。
主婦や子育てママさんなども、毎日のお台所・洗濯・掃除・子育てなどで、下を向く作業が多くなると疲労が溜まります。背中や腰の筋肉も硬くなってしまいますので、適度なストレッチ体操を行ってください。
運動不足・歩かない人
まったく運動をしない人は、週に1度スポーツジムで汗をかく・毎日連続で30分歩く人より寝違えた時の痛み度合が強いです。特に肩甲骨を動かすスポーツは、肩甲骨辺りの筋肉を動かし首筋の緊張を取る効果があります。
毎日腕を振って30分歩くだけでも、首筋や肩甲骨周りが柔らかくなり偏頭痛・肩こり・腰痛などの予防にもなります。
最後に!
何もしなくて急に首を傷めてしまった、突発的に首を痛めてしまった、スポーツで首を傷めてしまった、などでお悩みの方は、まずは『痛みを取る』ことから始めましょう。寝違えは『柔軟性を付ければ』改善も早く日頃の疲れも回復します。