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肩の石灰化と五十肩の違い|肩石灰沈着性腱板炎

肩に激痛が走る時、カルシウム・石灰化を疑え!

 


肩に激痛が走り病院で石灰化と診断


 

今回は病院に行ったら『肩に石が溜まっていたと言われた患者さんのお話をしたいと思います。

 

特に肩を傷めたり・姿勢の崩れで筋肉に負担をかけた訳でもなく、なんの前触れもなく急に肩が痛くなってしまったMさん。病院でレントゲン撮影すると、しっかり石ころ見たいなものがありました。

 


病名:肩石灰沈着性腱板炎


 

病院で肩石灰沈着性腱板炎(calcifying tendonitis of the shoulder)と診断されました。本人曰く前兆もなく急に肩に痛みが走り腕が挙がらなくな、注射が嫌で当院へ来院されました。

 

症状

  • 夜間激烈な肩の痛みが走る
  • 熱感・ズキズキと感じる 
  • 痛みで睡眠が妨げられます
  • 顔を洗う動作も出来ない 

 

 

この石ころ見たいな石灰化の正体はリン酸カルシウム(ca)が結晶化したものです。

 

レントゲンではっきりと石のような物が映る時もあれば、肩関節周辺にモヤがかかった様な白く濁った画像もあります。

 

肩の石灰化をそのまま放置して改善される方もいますが、無理に動かしたり柔軟性が乏しい方は回復しずらく

 

人によっては、関節包・腱版・筋肉なども傷つけて、肩関節周囲炎(五十肩)に移行していきます。

 


肩の石灰化はどこで起こるの?


 

摩擦を抑える滑液包に影響する

主に肩を滑らかにする3つの滑液包(かつえきほう)に影響します。この滑液包は骨と腱板の摩擦を抑え、外部衝撃から関節を守る大切な役目を果たします。

 

 

何らかの原因でこの滑液包内に乳化されたリン酸カルシウムが結晶化すると肩石灰沈着性腱板炎になります。

特に肩峰下滑液包に多発する

特に石灰化が多いのが2番目の肩峰下滑液包(けんぽうかかつえきほう)です。肩峰下滑液包内にカルシウムが過剰に放出し炎症作用で吸収がされなくなり結晶化します。

 

 

棘上筋腱も傷つけてしまう

リン酸カルシウムの結晶は直接滑液包を傷つけ、更に動かすたびに滑液包の下にある棘上筋腱も傷つけます。

 

棘上筋は腕の挙げ始めに使われる大切な筋肉です。この筋肉が正常に働かないと腕があがりません。

 


肩の石灰沈着の経過について


 

初期の石灰化

初期の石灰化(痛みを訴えて1週間以内)は薄い混濁した状態です。

初期の石灰化

肩を軽く触ると熱を伴って痛みを訴える方が多いです。Mさんの場合初期の石灰化でした。

 

中期の石灰化

中期の石灰化(痛みを訴えて1ヶ月ぐらい)は薄い混濁から範囲がハッキリしてきます。

中期の石灰化

 

肩の熱感はあまり感じられてませんが、痛みの範囲が広くなり運動制限も進行していきます。

 

広範囲の石灰化

広範囲の石灰化・・・痛みを我慢して無理矢理に肩を動かすと石灰化の範囲は広くなってしまいます。

 

広範囲の石灰化

 

こうなると五十肩を併発し長期化する可能性もありので、リハビリ方法にも注意が必要です。

 


五十肩や腱板損傷との違い


 

五十肩はレントゲン撮影で石灰化は認めません。また腱板損傷はMRIで断裂を確認出来ますが石灰化は認めません。

 

これらの疾患と大きく異なる点は熱感と激痛があるで『とにかく痛い!』のが特徴です。

 


石灰化になりやすい人の傾向


 

  • 運動をしていない人
  • 体の柔軟性が乏しい
  • 40〜60代の女性に多い

 

男性より女性に多い

男性よりも女性に多い傾向です。おそらく40〜60代の女性が多いので更年期と関係があるのかもしれません。

 

急に体を動かし放置する

運動不足の人が急に反復的な力作業をされ、肩に熱がこもりそのまま放置していると、石灰化が起こることもあります。

 

では石灰化の治療について触れます。

 

病院の石灰化治療について

 

病院で肩の石灰化治療をされる場合は以下の治療法が考えられます。

 

  • 外科的手術穿刺・吸引・洗浄
  • 注射ステロイド・ヒアルロン
  • 物理療法体外衝撃波・超音波
  • 消炎鎮痛・モーラステープ
  • リハビリ肩を動かす運動療法

 

病院で肩の石灰化治療は

直接外科手術で肩の石灰化を取り除く穿刺法・吸引法・洗浄法が有ります。メスを入れない時は注射による麻酔。間接的に皮膚の上から石灰を小さくする体外衝撃波などがあります。

 

体外衝撃波が効果的

手術のリスクを考えると個人的に体外衝撃波が効果的なのかなと感じます。体外衝撃波はメスを使わないで振動で石を小さくするので、予後も肩をうごかしやすいと当院へ来られた方々も言われます。肩の石灰化は経過毎に治療方法も異なってきます。

 

経過毎の石灰化治療

 

  • 急性期発症後1〜2週
  • 注射(麻酔)・体外衝撃波

 

  • 亜急性・・・発症後2〜4週
  • ステロイド・ヒアルロン酸・体外衝撃波

 

  • 慢性期・・・発症後5〜9週
  • 外科手術・体外衝撃波

 

痛みで睡眠不足に

激しい痛みで睡眠不足になる方もいるので、麻酔で痛みをマヒさせる方もいます。ただ麻酔は一時的なので、徐々に石を取り除かなければなりません。体にメスを入れるのが抵抗有る方は、体外衝撃波で少しずつ石を小さくする治療法が良いと思います。

 

最後に当院の施術をお話しします。

 

石灰化の施術について

 

当院のカルシウム沈着・石灰沈着の施術は以下を行います。

 

 

  • ◆超音波療法
  • ◆首肩の整体
  • ◆温熱運動法

 

超音波治療と石灰化

超音波治療でまず石を徐々に小さくすることが優先されます。肩の石灰化は振動を与えると石は小さくなります。

 

 

首や肩の整体

痛い場所を直接触ると石を大きくしてしまうので、筋肉の柔軟性が乏しくなった首や肩周りの整体術を行います。

 

 

 

温熱運動療法

肩の石灰化慢性期は温めた方が回復します。肩の痛みが強ければ手首・肘などを温めると肩の痛みも和らぐことがあります。

 

 


最後に!


 

病院で手術をされたくない人・注射が嫌いな人・体の柔軟性を改善されたい人は、当院へご連絡ください。最後までお付き合いいただきありがとうございました。あなた様が早く痛みの無い生活を送れますようお祈り申し上げます。

 

【石灰と診断された】60才

病院レントゲンやMRIの診断で『肩石灰沈着性腱板炎』と診断をうけました。いきなり痛みが出たので何か内科的なものなのかわからず、すぐさま病院へ電話し嫁さんに車で送ってもらいました。病院の先生に症状は2週間でおさまると言われ、痛み止めをもらいました。しかし翌日から余計に痛みがひどくなり、こちらに伺いました、正直超音波治療がこんなに効くとは思っていませんでした。来てとても良かったです。

 

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