肩の石灰化|肩石灰沈着性腱板炎ついて
肩の石灰化|肩石灰沈着性腱板炎
肩に激痛が走り病院で石灰化と診断
今回は病院に行ったら『肩に石が溜まっていた』と言われた患者さんのお話をしたいと思います。
特に肩を傷めたり・姿勢の崩れで筋肉に負担をかけた訳でもなく、なんの前触れもなく急に肩が痛くなってしまったMさん。病院でレントゲン撮影すると、しっかり石ころ見たいなものがありました。
病名:肩石灰沈着性腱板炎
病院で肩石灰沈着性腱板炎(calcifying tendonitis of the shoulder)と診断されました。本人曰く前兆もなく急に肩に痛みが走り腕が挙がらなくなり、注射が嫌で当院へ来院されました。
症状
- 夜間激烈な肩の痛みが走る
- 熱感・ズキズキと感じる
- 痛みで睡眠が妨げられます
- 顔を洗う動作も出来ない
この石ころ見たいな石灰化の正体はリン酸カルシウム(ca)が結晶化したものです。
レントゲンではっきりと石のような物が映る時もあれば、肩関節周辺にモヤがかかった様な白く濁った画像もあります。
肩の石灰化をそのまま放置して改善される方もいますが、無理に動かしたり柔軟性が乏しい方は回復しずらく
人によっては、関節包・腱版・筋肉なども傷つけて、肩関節周囲炎(五十肩)に移行していきます。