手術や注射に頼らないヘルニア整体
頸椎ヘルニアで手術や注射に頼らない為の、ヘルニア整体術をご案内します。
ヘルニアと姿勢について
当院にお越しのヘルニア患者さんの姿勢を診ると、痛みで目線を下げられている方が非常に多いです。目線が下げると痛み・しびれ・動き・病態などが長期化する恐れもあります。
当院ではそのような方のために姿勢分析を行い、経過ごとに姿勢を比較していきます。痛みで崩れた姿勢をどのように改善していくか、お一人ひとり病態を説明して参ります。
目的地・ゴールを明確に
正しい姿勢を理解され健康な状態に戻し、再発しない体作りが最終的なゴールと思われます。 姿勢が崩れれば首以外のあちこちに悪い影響を与え、再発する可能性もあります。共に目的地を明確にしましょう。
距骨(きょこつ)で足元を丈夫に
ヘルニアの方は寝返り・振り向く・くしゃみ・お着替えなどで首が動き痛みが増幅されます。そこでまず足元から見ていきましょう。具体的には足の距骨(きょこつ)を確認。
ヘルニアの方は距骨が前に
あくまでも傾向としてですが、ヘルニアの痛みで姿勢が崩れ自然と体が前のめりになると、指先に重心がかかり足の甲の根本にある距骨が前下方へ歪みやすいです。
距骨は前下方(downfront)されると、体を支える後ろの筋肉(首〜肩甲骨〜腰)に負担をかけ、回復の妨げになりますので距骨を整える整体術をおこないます。
左右差を出来るだけ減らす
ヘルニアの痛みを回避する姿勢をされますと、悪い人で10kg位左右差が生じます。距骨の整体で変化を感じられない方は、徐々に上半身(骨盤・背骨・首・頭部)へと進んでまいります。
仙骨の動きで頭の位置に変化
骨盤の動きはこの仙腸関節(せんちょうかんせつ)で確認します。この関節が歪むと体に様々な影響を与えます。特に仙骨は頭蓋骨とも関係します。
仙骨が後ろに傾くと頭蓋骨は前に釣り合おうとします。頭が前にいけば直接ヘルニア部分に負担を掛けてしまうので、しっかり仙骨の動き(前後にうなずき)を確認し整えて参ります。
浅い呼吸を整え患部に血液を送る
自然にうずくまっていらっしゃる方は呼吸が浅くなっております。呼吸が浅くなると十分な酸素が行き渡らなくなり患部の回復を遅らせます。そこで呼吸を整える為に、鎖骨〜肋骨を上下にスライドさせ回復力を高めます。
*首を反らすと症状が出る場合もあります。施術中は顎は上がりませんのでご安心下さい。
肩甲骨が動くと首筋が楽に
首を直接触ると痛みやシビレが出る方もいらっしゃいます。そこで首〜胸椎・首〜肩甲骨の筋肉を動かす整体を行います。
首〜胸椎・首〜肩甲骨の筋肉が本来の状態に戻ると、振り向く・上を向く・動きや制限が改善され、首筋が楽になります。
これらの筋肉は『ストレートネック』にも関係し、片頭痛・めまい・眼精疲労にも効果的な場所です。
歩き方を少し変えるお手伝い
頸椎ヘルニアで痛み・しびれが強く出ている方は、普段の歩き方を少しだけ変える必要があります。特に指先が外側を向くと、体の中心軸(足⇒膝⇒股関節⇒腰⇒肩⇒首)が崩れ、スムーズな歩行を妨げます。
健康な人でも正しい歩き方をされている方は少なく、当院では定期的に歩行の指導をご案内しております。
ヘルニア治療はソフトが一番
他の整体院・カイロプラクティックで施術し、悪化されて来られるケースも少なからずあります。
当院は直接首を触ることは少ないのですが、もし検査中・施術中に痛みを感じましたらすぐにお申し付けください。
手術痕は温め軽くさする
手術後の痕は必ずと言っていいほど皮膚の遊びがなくなり2〜3週間位ズキズキします。そのまま放置していればズキズキは消えます。
半年以上経過しても痕がヒリヒリ感じたり・違和感がありましたら、温かいお湯で2〜3分ぐらい指でなでてあげましょう。