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坐骨神経に沿った圧迫しやすい部位6選

 

今回は坐骨神経痛症状を解剖学視点から症状・シビレの出方を学んでいだだけましたら幸いです。

 

 

坐骨神経を圧迫する6選

坐骨神経に沿った痛み・シビレの広範囲にわた る症状、臨床的に圧迫を受けやすい6か所を、今回は解剖学な視点から解説したいと思います。

 

坐骨神経圧迫①お腹

坐骨神経の出発点は、腰仙骨神経叢(ようせんこつしんけいそう)と言う、腰椎〜仙骨の前からニョキニョキと黄色い線が何本も伸びているところから出発します。腰神経叢は1本の太い大腿神経束となって、大腰筋の裏横にある穴『大坐骨孔(だいざこつこう)』を通過し骨盤の外下へと通ります。坐骨神経痛第一の痛む場所はここです大腰筋は、姿勢が崩れたり・立ち仕事・デスクワークなどで緊張し、坐骨神経痛症状を引き起こす事があります。

 

坐骨神経圧迫お尻

大坐骨孔(だいざこつこう)を通過した坐骨神経は、梨状筋(りじょうきん)の下を通ります。坐骨神経痛の第二の痛む場所はここ。左の大殿筋の下に梨状筋がありますが、長時間デスクワーク・立ち仕事・長時間歩くと梨状筋が硬くなり、坐骨神経痛症状を引き起こす事があります。

 

坐骨神経圧迫太もも

梨状筋の下を通り抜けた坐骨神経は大腿二頭筋(だいたいにとうきん)の下を通ります。坐骨神経痛の第三の痛む場所はここ。大腿二頭筋と半膜様筋(はんまくようきん)は重なり、歩く・立つ動作の疲労によって、両方の筋肉が硬くなると坐骨神経痛症状を引き起こします。

 

 

大腿二頭筋の下を通り抜けた坐骨神経は、膝裏の上辺りで脛骨神経(けいこつしんけい)と総腓骨神経(そうひこつしんけい)に分岐します。

 

坐骨神経圧迫膝裏

膝裏の上辺りで分岐した坐骨神経は、真っ直ぐ下に伸びた脛骨神経と名称を変えます。左図の腓腹筋(ひふくきん)をはがすと膝中央に細い筋肉が見えます。この筋肉は足底筋と言い足裏まで伸びています。坐骨神経痛の第四の関門の痛む場所はここ。長時間歩く・ランニング・立ち仕事・登山・中腰姿勢が多いと、腓腹筋や足底筋などが緊張し坐骨神経痛症状を引き起こします。

 

 

 

坐骨神経圧迫膝の外側

膝裏の上辺りで分岐した坐骨神経の一部は、膝外側の総腓骨神経(そうひこつしんけい)に分岐します。左図の長腓骨筋(ちょうひこつきん)をはがすと、さらにスネ外側へと神経が下ります。坐骨神経痛の第五の痛む場所はここ。よく長時間正座をすると足がしびれると思いますが、腓骨頭の裏を総腓骨神経が通るので圧迫を受けやすいです。立ち仕事・登山・ランニングが多いと、長腓骨筋・ヒラメ筋などが緊張し坐骨神経痛症状を引き起こします。

 

 

 

総腓骨神経は、ここから名称を浅腓骨神経(せんひこつしんけい)と変え、更に外くるぶしへと神経が下ります。

 

坐骨神経圧迫内くるぶし

膝裏から真っ直ぐ下に伸びた脛骨神経は、内くるぶしに続きます。足首は沢山の骨が関節し合い一つ一つごとに靭帯で守られています。その一つに踵(かかと)と脛骨内果(けいこつないか)を固定する、屈筋支帯(くっきんしたい)と言う靭帯があります。坐骨神経痛の第六の痛む場所はここ。屈筋支帯は脛骨神経とそれ以外の屈筋郡全てを守っています。もし足の捻挫・歩き方の悪さ・などで足首の歪みが生じた場合、この屈筋支帯に強いストレスを与えてしまいます。

 

 

 

 

このような時は病院へ

足がブラブラと下がってしまう、肛門辺りの感覚が鈍い、大小便が出ない時、我々の許容範囲ではありませんので早急に病院へ行って下さい。