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坐骨神経痛の症例Aさん【症状と状態】

 

坐骨神経痛Aさんの症状

 

今回は実際に来られたお尻の痛い患者aさんの問診と動作の確認をおこないどこが悪いのかお話しします。

 

お尻が痛いAさん

当院へ来院されたAさんはどのような経緯でご来院されたのか。まずは問診で原因特定の参考となるポイントを幾つかお話しします。

 

Aさんの症状

 

初めましてAさん

今日はどこに痛みを感じますか?

 

お尻が痛いです

 

お尻ですね!

 

 

お尻はいつから痛いですか?

 

2週間前にお尻が痛なり、1週間に足が重たくなりました

 

そうなんですか!足にも痛みが〜

 

 

歩く時にお尻以外に痛みはありますか?

 

膝の曲げ伸ばしが若干良くないです

 

膝にもですか!

 

 

今回痛みで病院・整形外科は行かれましたか?

 

ハイ2週間前に1度病院へ行き、レントゲン検査とお薬を貰いました。

 

そうですか薬も飲んでいるんですね!

 

 

レントゲン検査ではどこを撮影されましたか?

 

腰を撮影してもらい、特に骨に異常は無いと言われました

 

骨は大丈夫だったんですね!

 

 

歩く以外どこか体に違和感・痛みを感じますか?

 

後ろの物を取ろうとした時寝返りをした時に腰に痛みがでます。

 

腰も痛いんですね!

 

 

腰の痛みはいつからありましたか?

 

半年前から違和感を感じ、2ヶ月前から動かすと痛みを感じていました

 

ハイ、分かりました。では検査しましょうね!

 

問診結果、腰に問題有り?

始めはお尻の痛みを訴えご来院されたAさんですが、時系列でお体の状態を問診すると半年前から腰に違和感を感じ、2ヶ月前から動かすと腰に痛みを感じていた事が分かります。この段階で腰周辺に問題がありそうな感じも見受けられます

 

病院では腰骨に異常が無かったのですが、果たして本当なのか?そこで動作の確認でさらに原因を探していくことにしました。

 

 

Aさん動作を確認

 

病院の画像診断では腰骨の原因は見当たらなかったですが、当院は痛みの原因をしっかりと探るため『少しだけ痛みの動作』をしてもらいます。この作業を怠ってしまうと、どこを治療したらよいのか判断が付きません。では早速動作の確認をしていきます。

 

体を左に捻ってもらいます

体を左に捻る動作:上半身の動き、左の肋骨・右背中の筋の伸びはマズマズです。下半身の動き、腰椎4番目の関節・右腰の筋肉の動きが少し悪い状態になっていました。

 

 

体を右に捻ってもらいます

体を右に捻る動作:上半身の動き、胸椎5〜12番の関節・右肋骨の筋肉・左背中の筋肉の伸びがイマイチです。下半身の動き、腰椎2〜5番目関節・左仙腸関節・右腰の筋肉の動きが悪く、うまく体を右に捻れません。とても苦しそうな感じです。

 

 

画像診断は確定では無いです

病院のレントゲン検査ではAさんの腰骨に異常は見られませんでした。カウンセリングでもAさんはお尻の痛みの訴えで来られています。

 

しかし動きの確認をすると腰や背中と言った場所に左右差があるのが確認できたと思います。病院での画像診断の結果はあくまでも骨は大丈夫ですと診断されたに過ぎません。

 

骨以外の腰回りの筋肉かもしれません。骨盤周りの関節かもしれません。病院では動きの確認を省いてしまう傾向もあります。初歩的は事を省略し画像診断に頼ってしまうと原因不明の坐骨神経痛と診断されたりお薬に頼る生活になってしまいます

 

 

最後に!

医療技術の進歩で科学的証明が進む中、ネット社会で情報も拡散されている昨今。医師は『患者さんでは無く画像だけ診てしまいがちです

 

ですのでもう少し患者さんの顔色・歩き方・脈・聴診器などを見てもいいのではないでしょうか。

 

我々は医師ではないので、逆に画像診断に頼らないスキルを身につける必要があります。

 

今回の記事が少しでもあなたのお役に立ち、健康で快適な生活を送っていただければ幸いです。