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坐骨神経痛と外反母趾の関係について

坐骨神経痛と外反母趾の関係

少なからず坐骨神経痛の方は足の親指が外側に曲がる人が多いです。なぜ多いのかと言うと歩き方は崩れているからです。

 

親指に負担をかけて歩く

踵(かかと)から着く歩行は母指球〜小指球のアーチが崩れます。昔ヒールの履き過ぎで外反母趾になると言われておりますが、最近では踵(かかと)から歩くことで、母指球〜小指球アーチが崩れ、坐骨神経痛を引き起こします事が分かってきております。

 

 

足首が外側にゆがむ

踵を付いて・歩幅を広く・腕を振る歩行をされると、足の外側に体重の乗り過ぎてしまい、くるぶしの間隔が極端に空きます。足首が歪み・膝がo脚となり・太もも・股関節・腰などの筋肉を硬くし、神経・血管に影響を与え坐骨神経痛症状を引き起こします。

 

 

歩き方で膝が伸びなくなる

踵を付いて・歩幅を広く・腕を振る歩行をされると、ふくらはぎから太ももの筋肉が硬くなり膝が伸びなくなります。膝が伸びないと歩行時に膝を曲げて歩くことになりますので、太もも・股関節・腰などの筋肉を硬くし、神経・血管に影響を与え坐骨神経痛症状を引き起こします。

 

 

最後に!

坐骨神経痛の症状を完治するには、日々の歩行を変える事が大切です。すぐに歩行を変えるのは大変ですが、少しづつ正しい歩行をマスターしていただければいつまでも健康な体となり、楽しい生活を送ることが出来ます。しっかりとご自分に合った歩き方を指導してくれる院へ受診してください。

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イスに座ると足がシビレる!坐骨神経痛の原因|楽な座り方

イスに座ると足がシビレる!坐骨神経痛の原因|楽な座り方

 

イスに座るとお尻・ふとももシビレの原因

イスの形状でも違いますが一般的に座る時のポジションを運動生理学的では『腰椎やや屈曲位』『骨盤の後屈』『股関節の屈曲』『膝の屈曲』『足の背屈』と言います。今回しびれの原因を座る時の姿位により、原因の判断基準になるので解説したいと思います。

 

 

真っ直ぐ姿勢でシビレが出る人

もし、イスに真っ直ぐに座る姿勢(腰椎はやや前弯)の時に、お尻や太もものシビレが強くなる・出る人は、上半身(腰椎〜胸椎)に問題があると思われます。このような人は真っ直ぐ座る(腰椎屈曲伸展0°)とシビレを感じてしまうので、病院・整形外科のMRI・CTスキャン検査などで疑われる疾患を見てもらいましょう。

 

 

疑われる疾患

  • 椎間板ヘルニア
  • 脊柱管に腫瘍
  • 脊柱管狭窄症
  • 腰椎分離すべり症
  • 変形性腰椎症
  • 腰椎圧迫骨折

 

などの疾患になっている可能性があります。腫瘍や重度のヘルニアであれば、手術された方が回復は早いです。また排尿・排便障害、足の下垂足(足のマヒ)が出ていれば手術が早急に必要です。

 

足のシビレを改善するには?

 

もし上記に疾患であったとしても、腰椎・胸椎の湾曲を正しい位置に戻すか、イスに座る時に『一工夫される』と神経の圧迫を避けられることがあります。

 

改善の見込みが有る疾患

  • 軽いヘルニア
  • 脊柱管狭窄症
  • 軽い腰椎分離症
  • 変形性腰椎症

などは、手術されなくても予後の回復が良いケースもあります。その一工夫とは

 

『あぐら』や『正座』で楽になる

イスに座って、シビレ・痛みをお持ちの方は

 

イスの上で『正座』をする

イスの上で『あぐら』をかく

足を組んで座るとシビレを感じる人も

  • お尻が硬くなりシビレが出る
  • 太ももが硬くてシビレが出る
  • ヒザ裏が硬くてシビレが出る

股関節の動きが悪いか、お尻・ふともも・ヒザ裏周囲の『筋肉の緊張』『筋膜・皮膚のツッパリ』によりシビレの原因として挙げられます。

 

お尻・太ももが硬くなる原因は

イスに座る時は『股関節屈曲位』なおかつ『股関節が内転・内旋した状態』です。股関節・内転・内旋(ないせん)はお尻・太もも周りの筋肉が伸ばされた状態になります。

股関節の内転・内旋した状態で長時間イスに座るとお尻の梨状筋(りじょうきん)や太ももの大腿二頭筋(だいたいにとうきん)の下ある坐骨神経を圧迫します。

足のシビレを強くする座り方

  • 膝を付けて足を広げて座る

太ももの外側に筋肉・お尻の内側が硬くなる

  • 足を組んで膝を締めて座る

太ももの内側に筋肉・お尻の外側が硬くなる

足のシビレを楽にする座り方

イスの上であぐらをかくか『股関節屈曲120°』『股関節の外旋40°』足首を片方の膝上に乗っける座り方があります。この状態で座ると、お尻・太もも・ヒザに負担を掛けることが少ないです。

  • イスの上であぐらをかく

イスの幅が広ければあぐらをかいて下さい

  • 足首を片方の膝上に乗っける

膝を下に押しつけ過ぎると太もも外側・お尻が強くストレッチされます。ほどほどに!

あぐらで座る時のポイント

股関節が硬い人は、体が後ろに倒れてしまい『骨盤の後屈』『腰椎の前傾』で背中を丸くなってしまうので、少しお尻に高さ(5〜8cm)を付けてあげましょう。

イスの上で正座をすると楽な人

普段イスの上で正座をする人は少ないですが、イスの上で正座をすると足のシビレが消える人・楽になる人は『仙骨の突き上げが無くなり』シビレが解消された状態です。

仙骨の突き上げとは

通常イスに座る・車に座るなどを長時間されていると、骨盤の歪みが生じてしまいます。骨盤の歪みは『仙骨』と『腸骨』のひずみによるものです。骨盤は三角形の関節面になっているので、尾骨から仙骨にかけ骨盤が歪みます。

円座で突き上げが解消

正座をして座ると楽な人は、骨盤の歪みでお尻・太ももがしびれます。その様な人は穴のあいた座版をイスの下に敷くと、正座をしなくてもシビレが解消されますので参考にして下さい。

最後に!

イスの座ると足にシビレを感じる時は、座り方を工夫されるとストレスも軽減されます。ただシビレを改善するには座り方を変えるだけでなく、歩行も変える必要があります。最後までお付き合いいただきありがとうございました。あなた様がいつまでも健康でありますよう心よりお祈り申し上げます。

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足を組んだ方が坐骨神経痛にならない

皆さんは足を組むと『骨盤が歪むから』悪いと思っていらっしゃる方が大多数だと思います。ネット上でも『足を組むと体が崩れ・骨盤が歪む』と流れていますが、それはあくまで長期的に足を組んだ時での話

 

 

いつも良い姿勢で椅子に座わられて、筋肉が硬直して坐骨神経痛や腰痛の症状を引き起こされている方が大勢です。今回は『足を組むのが悪い』の一般常識を変えるお話しをしたいと思います。

 

足を組むと体の緊張は解ける

人は何のために足を組むのでしょう?骨盤が歪んでいるから足を組む?いいえ人は『疲れを取るために足を組みます』本来持っている無意識の中で、筋肉の緊張を解く行為を行っています。ですから足を組むのは、硬さを解く大事な動作なので、足を組むのは『悪』ではありません。

 

 

足を組むこと自体を止めてしまうと?

想像してみてください。映画館で2時間も座っていればモジモジ動こうとしたり足を組んだりします。人は元々長時間座る骨格をしておりません。また日本人は特にイスの生活が得意な人種でも無いのです。

 

 

日本人はイスに座るのが苦手な人種

 

日本人は元々農耕民族です。西洋人の狩猟民族の様な野山を駆けずり回ったり走ったりしません。農作業で田植えをする時、前傾姿勢で腰を曲げて田植えを行います。この生活を何千年とした訳です。遺伝子的にも日本人は胴長短足な骨格で農作業がしやすい『骨盤の後屈・背骨の湾曲が少ない』構造へと進化しました。

 

 

 

骨盤後屈・湾曲の減少は正座に適す

骨盤の後屈・背骨の湾曲が少ない状態でイスに座ると、腰やお尻に体重がかかります。この状態を長時間されると背骨の神経を圧迫したり・腰回りの筋肉が徐々に硬くなってしまい、最終的に坐骨神経痛症状を引き起こします。

 

 

骨盤の後屈・背骨の湾曲が少ない日本人に合った座り方は

ズバリ『正座』です

 

ただ皆さんはイスの上で正座をすることは無いと思います。ですので、足を組み換えることで、坐骨神経痛や腰痛を予防していきましょう。

 

足の組み換えを10分に1回行う

いつも足を組み換えている人と、全く足を組み換え無い人では、骨盤の歪みが違います。例えば右足がいつも上にしていると、右骨盤の捻じれが強く、骨盤内のインナーマッスルにも左右差が生じてきます。そこで大事なのが10分位に1回足を組み直して下さい。そうすることで体のバランスは保たれます。

 

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坐骨神経痛の人は膝の高さ・足の長さが違う

 膝の高さが違う

今回は坐骨神経痛の人はヒザの高さが違うお話をいたします。私たちは椅子に座り続けると足の緊張を取るため足を組み直します。

 

しかし足を組み直さずに同じ姿勢でいると、徐々に骨盤が歪み膝の高さが変わります。

 

 

当院へ来られたTさんの場合はどのような状態で来院されたのか解説していきます。

 

足を組み直さなくて骨盤の崩れ

足の組み換えが少なく坐骨神経痛になってしまい、腰とお尻に痛みを訴えたTさん。普段はソファーに長時間座っています。ほとんど足を組見直すことが無いようで、骨盤の崩れを生じておりました。そして足の長さも

 

足の長さを確認

足の組み換えが少なく坐骨神経痛になったTさん。うつ伏せで足の長さを確認したところ、左右差で5mmほどの違いを確認しました。この状態で普段生活をされていましたので、腰・お尻と痛みが出てきた模様です。

 

 

右に傾き体幹の筋肉のバランスも崩す

立った時の骨盤の高さはさほど左右差はありません。ただ左膝の伸びが悪く、骨盤が全体に右にスライドした状態で立たれてます。骨盤から上半身が右に傾き頭の位置も4cmほど右に傾いておりました。自然と体のバランスを取ろうと左重心となり、腰椎の神経を圧迫し坐骨神経痛の原因となります。

 

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坐骨神経に沿った圧迫しやすい部位6選

 

今回は坐骨神経痛症状を解剖学視点から症状・シビレの出方を学んでいだだけましたら幸いです。

 

 

坐骨神経を圧迫する6選

坐骨神経に沿った痛み・シビレの広範囲にわた る症状、臨床的に圧迫を受けやすい6か所を、今回は解剖学な視点から解説したいと思います。

 

坐骨神経圧迫①お腹

坐骨神経の出発点は、腰仙骨神経叢(ようせんこつしんけいそう)と言う、腰椎〜仙骨の前からニョキニョキと黄色い線が何本も伸びているところから出発します。腰神経叢は1本の太い大腿神経束となって、大腰筋の裏横にある穴『大坐骨孔(だいざこつこう)』を通過し骨盤の外下へと通ります。坐骨神経痛第一の痛む場所はここです大腰筋は、姿勢が崩れたり・立ち仕事・デスクワークなどで緊張し、坐骨神経痛症状を引き起こす事があります。

 

坐骨神経圧迫お尻

大坐骨孔(だいざこつこう)を通過した坐骨神経は、梨状筋(りじょうきん)の下を通ります。坐骨神経痛の第二の痛む場所はここ。左の大殿筋の下に梨状筋がありますが、長時間デスクワーク・立ち仕事・長時間歩くと梨状筋が硬くなり、坐骨神経痛症状を引き起こす事があります。

 

坐骨神経圧迫太もも

梨状筋の下を通り抜けた坐骨神経は大腿二頭筋(だいたいにとうきん)の下を通ります。坐骨神経痛の第三の痛む場所はここ。大腿二頭筋と半膜様筋(はんまくようきん)は重なり、歩く・立つ動作の疲労によって、両方の筋肉が硬くなると坐骨神経痛症状を引き起こします。

 

 

大腿二頭筋の下を通り抜けた坐骨神経は、膝裏の上辺りで脛骨神経(けいこつしんけい)と総腓骨神経(そうひこつしんけい)に分岐します。

 

坐骨神経圧迫膝裏

膝裏の上辺りで分岐した坐骨神経は、真っ直ぐ下に伸びた脛骨神経と名称を変えます。左図の腓腹筋(ひふくきん)をはがすと膝中央に細い筋肉が見えます。この筋肉は足底筋と言い足裏まで伸びています。坐骨神経痛の第四の関門の痛む場所はここ。長時間歩く・ランニング・立ち仕事・登山・中腰姿勢が多いと、腓腹筋や足底筋などが緊張し坐骨神経痛症状を引き起こします。

 

 

 

坐骨神経圧迫膝の外側

膝裏の上辺りで分岐した坐骨神経の一部は、膝外側の総腓骨神経(そうひこつしんけい)に分岐します。左図の長腓骨筋(ちょうひこつきん)をはがすと、さらにスネ外側へと神経が下ります。坐骨神経痛の第五の痛む場所はここ。よく長時間正座をすると足がしびれると思いますが、腓骨頭の裏を総腓骨神経が通るので圧迫を受けやすいです。立ち仕事・登山・ランニングが多いと、長腓骨筋・ヒラメ筋などが緊張し坐骨神経痛症状を引き起こします。

 

 

 

総腓骨神経は、ここから名称を浅腓骨神経(せんひこつしんけい)と変え、更に外くるぶしへと神経が下ります。

 

坐骨神経圧迫内くるぶし

膝裏から真っ直ぐ下に伸びた脛骨神経は、内くるぶしに続きます。足首は沢山の骨が関節し合い一つ一つごとに靭帯で守られています。その一つに踵(かかと)と脛骨内果(けいこつないか)を固定する、屈筋支帯(くっきんしたい)と言う靭帯があります。坐骨神経痛の第六の痛む場所はここ。屈筋支帯は脛骨神経とそれ以外の屈筋郡全てを守っています。もし足の捻挫・歩き方の悪さ・などで足首の歪みが生じた場合、この屈筋支帯に強いストレスを与えてしまいます。

 

 

 

 

このような時は病院へ

足がブラブラと下がってしまう、肛門辺りの感覚が鈍い、大小便が出ない時、我々の許容範囲ではありませんので早急に病院へ行って下さい。

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